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夢中になって遊ぶ中で
第二早蕨幼稚園は、昭和48年4月に本多由三郎先生により創立されました。園の所在地は、岡崎市の南方の菅生川原付近を望む洞町の高台に位置し、敷地面積として約9787m2に、創立当初は、3階建ての園舎を擁する学校法人清光学園岡崎女子短期大学付属の幼稚園として、歴史と伝統のある自然に囲まれた環境の中で、幼児の心身共に健やかな成長を目指し現在に至っています。
平成23年3月、学校法人清光学園評議員会・理事会において、創立40周年記念事業として新園舎計画の承認を受け、諸手続きを経て、平成24年12月から建設工事に着手し、1年後の平成25年11月、全て地元岡崎の材木を使い、木材建築の感覚的特性を活かした「温かくぬくもりがあり、肌触りが良く、気分を落ちつかせてくれる香りを放つ」回廊のある平屋建てで、広い園庭がある新しい園舎が完成しました。園長室・職員室から、全ての保育室や子どもたちが活動している様子を見ることができ、安心安全な園生活があり、子どもたちは、夢中になって遊ぶ中で、自分の力を発揮し満足感と達成感を十分に味わうことができます。そして、この呼吸する木の生命感を醸し出す新園舎に、温かく包み込まれて育つ子どもたちに、職員だけでなく、地域の方々の温かいまなざしが注がれています。
こうした自然環境に恵まれた幼稚園は、春には、裏山で木々を渡ってウグイスが鳴き、花壇には、モンシロチョウやアゲハチョウが舞い、夏には、各種の昆虫が飛び交い、園内のクヌギで樹液をなめているカブトムシやクワガタを見つけて大興奮しています。また、秋には、ツクツクホウシが涼風を誘い、赤とんぼが朝顔の竹竿で羽根を休め、岡崎市の鳥ハクセキレイのつがいが訪れます。さらに冬には、以前、タヌキの親子が出没したこともあり、畑にモグラの抜け道を発見することなどがあります。
第二早蕨幼稚園 園長 落合 裕美
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