幼児教育祭は、20年以上続く幼児教育学科の伝統的なメイン行事。学生たちは、幼児教育祭に向け、数ヶ月前から準備と練習を重ねて演目を練り上げます。
日々の講義、現場実習での子どもたちとのふれあい、心とからだをフルに使って磨いた技術、知識、そして感性、日頃の学びの集大成が、この日、地域の子どもたちの前で一斉に輝きます。




幼児教育祭は、20年以上続く幼児教育学科の伝統的なメイン行事。学生たちは、幼児教育祭に向け、数ヶ月前から準備と練習を重ねて演目を練り上げます。
日々の講義、現場実習での子どもたちとのふれあい、心とからだをフルに使って磨いた技術、知識、そして感性、日頃の学びの集大成が、この日、地域の子どもたちの前で一斉に輝きます。

© 2015 SEIKO GAKUEN EDUCATIONAL CORPRATION
愛知・新城東高等学校 出身 豊川市役所 下長山保育園 勤務
私の理想とする保育者は、新しい遊びを次々に子どもに提供し、子どもたちの生きる力を育む人。そんな私にとって、子どもたちの目の前で、学んだこと、考えたことを力いっぱい披露できる幼児教育祭は、入学当時からとても楽しみにしていたイベントでした。2年次の幼児教育祭では、「森のおおかみくんと勇気の花」と題した劇を披露しました。台本や演出はクラスの仲間全員で考え、舞台や衣装、小物もすべて手作りです。子どもの心に響くセリフや演技、踊りなども話し合いで決めていきます。時には激論を戦わせたり、なかなか結論が出なかったり。それでも、劇は次第に練りあげられていきます。私たちにとって最後の幼児教育祭ということもあり、クラスの仲間たちは、全員で最高の劇を創りあげたいという思いでひとつになっていました。幼児教育祭当日は、あっという間にやってきました。上演中に心がけたのは、できる限り子どもと目線を合わせ、子どもたちが慣れない場所で緊張しないように心がけること。これは、実習で学んだ子どもの心の開き方。授業で学んだことが小さな所にも生かされています。劇のちょっとした動きやセリフにも、子どもたちは笑ったり目を見開いたり、夢中になってステージを見つめてくれます。準備期間中の苦労はあっという間に吹き飛び、感性と表現力のともなった、子どもたちの心と「響きあうからだ」を2年間で手に入れられたことを確信しました。